ただ一方では、「病気と死は避けがたいものである」
ということも事実です
人生の途中でかかる病気を一時的に治すことが出来たとしても
最終的に病気から逃げることは出来ません
老衰で亡くなる人もいますが、たいていは何かの病気でなくなるでしょう
それは人生における運命として受け入れなければならないところがあるのです
その部分だけを取り上げると、悪いこと、不幸なことのように見えます
しかし、「人は何度も生まれ変わっている」という
転生輪廻の観点をふくめた大きな人生の真実から見れば、
それ自体が仏の慈悲の一つなのだ
ということも知る必要があります
もし永遠に病気にならない「頑丈な肉体」というものがあったとすると
どうなるでしょうか
車を例にとって見ればわかりやすいでしょう
車でも何年も乗っていると、どこかの時点で「新車に替えたい」
と思うのが普通でしょう
今ではハイブリッド車が流行です
必ずしも永遠に滅びない古いものが良いわけではないということです
それと同じように、人間は新しい魂修行をするために
その時代の人生計画や職業に合った新しい肉体を欲するのです
そういう新しい選択が働くということが一つの幸せであり、
その幸せの代償として、古いものは滅びていくわけです
新車がやがて中古車となり、廃車になっていくように
肉体も古くなると滅びて死んでいきます
いつもでもそのままでは困るのです
なるべく健康で長生きが出来るように努力することは、
大切な心がけです
ただ「いつかは病気になって死ぬ」ということも
大きな計画の中では、一種の慈悲である
ということも受け入れることも大切なのです
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